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  • 【イベントレポート】Japan IT week秋

2019.11.14

帝国データバンク出展ブース
2019年10月23日(水)~25日(金)に幕張メッセで開催された「Japan IT week秋」に行ってきました。以下12個の展示会で構成されるIT・データ・システムに関する日本最大級のイベントになっています。

クラウドコンピューティング EXPO
モバイル活用 展
通販ソリューション 展
IoT/M2M展
ソフトウェア&アプリ開発 展
情報セキュリティ EXPO
データセンター&データストレージ EXPO
AI・業務自動化 展
組込みシステム開発技術展
Web&デジタルマーケティング EXPO
セールス自動化・CRM EXPO
店舗ITソリューション 展


私は遠方からの来場者が訪れやすい最終日の10月25日の午前から参加しました。出展者によると初日と2日目は去年に比べると客足が少なかったようで、3日目も台風接近の予報もあって朝早い時間帯には客足が少ない状況でした。しかし、お昼に近づくにつれ徐々に客足も増え、大きな荷物を引いた人も増えてきて会場も賑い、ブースに立ち寄ってセミナーを聞く人、サービス説明を受ける人など非常に多くの人が情報収集をされていました。主催者によると3日間で約48,000人の来場があったとのことです。
全体としては、「自動化」「省力化」「ペーパーレス」「生産性向上」をテーマとしたサービスが多かった印象です。それらのテーマに共通するのは、業務時間を短くし、アウトプットを増大させるためにITを活用したサービスと言えるでしょう。
また、1社のサービスだけに留まらず、他社と共同で出展している企業もあって、異なるシステム上に共通した情報を使用できるデータ連携に見られるような提携・協力関係が増えてきている印象も受けました。

帝国データバンクの出展内容

弊社はWeb&デジタルマーケティング EXPOに出展し、データに基づいた”意思決定方法”を支援するアドバイザリーサービス「TDB Evidence Based Decision」や、日本全国900万以上の拠点情報を収録した事業所データベース「TDB BASE」、問い合わせフォームの入力を補助する「アシスタント API」など、皆様の経営判断をご支援するサービス・ツール、業務の質を高めるサービスの紹介していました。

展示会では、マーケティングや営業企画・経営企画、システム部門の方々に向けて、ABMやWebマーケティング、他社がどのようにデータドリブンなマーケティングを行っているか、他社事例を交えながら弊社データディレクターが直接ご説明しました。

会場では「帝国データバンクがマーケティングの支援を行っています。」との案内に「帝国データバンクは調査会社なのに、マーケティングってどういうサービスがあるの?」と関心を持たれたお客さまが足を止めてくださり、紹介の機会をいただけました。また、出展ブースに展示していた「リアルタイム名寄せ」に関心を示された方には、実際にデモ画面のフォームに入力していただくことで、入力された企業や住所情報が帝国データバンクの企業情報にリアルタイムで紐づき、正規化された状態でデータベースに収録される仕組みであることを体感していただきました。

お客さまの中には、自社で保有する既存データを整備し、マーケティングに活用するため属性情報を付与したいというニーズや、問い合わせフォームに入力された情報をきれいな状態でデータベース化することまで関心をお持ちの方がおられ、帝国データバンクがマーケティングでのデータ活用・整備をサポートさせていただけることをお伝えできました。

今後はデータ連携が鍵となる

展示会様子
出展企業のサービスに限らず、AIの利用、オートメーションツールやRPAを用いて省力化・自動化し、業務を効率化させて意思決定を早めるためには、整備されたデータ基盤が必要であることを改めて感じました。
CRMやSFA、BIツールなどを導入している企業様は特に、そのツールが活用できないことに悩まれており、その理由の多くは「ほかのデータと連携していないから」「入っているデータ自体が汚いから」「本当に欲しい属性情報が網羅されていないから」といったものでした。そこからMDM(マスタデータマネジメント)の重要性や、そこに投入されるデータの質・鮮度がいかに重要であるかを実感しました。
ブースに立ち寄られたお客様は、帝国データバンクが日本最大級の企業データベースを独自で保有・メンテナンスを行っていることをご存じの方が大半でしたが、投入するそもそものデータの正規化の重要性を再認識したとのお声もいただきました。

今回の展示会では、APIなど正規化したデータを維持・更新する手段についてのご質問も多くいただきましたが、活用するデータを整備するという準備段階の課題を相談される方も多く、さらには既存データの整備だけでなく、今後生成されるデータの整備・活用も併せて解決したいという課題があることもよく分かりました。加えて、データを異なるツール上に表示させるインフラとしての連携が課題となっていることも実感できました。

弊社ではデータの整備から活用まで一貫してサポートが可能ですので、データ整備・活用にお悩みの際には、ぜひ弊社のデータディレクターにご相談ください。

執筆:営業企画部 マーケティング課 岡田 明

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