最新コラムをお届け メールマガジン登録
お問い合わせ

2024.02.02

TDB Business View|旬の話題を掘り下げてお届け

新規上場社数、リーマン・ショック後
2番目に多い96社


~ 業種別、「AI」「DX」支援事業目立つ ~

はじめに

2023年の国内株式市場は、円安による企業業績の改善やデフレ脱却への期待、米国の「利上げ終了」の示唆、海外勢による日本株の再評価などが寄与し、日経平均株価は年間で28.2%(7,369円67銭)上昇した。上昇率は日本銀行が異次元の金融緩和政策を導入した2013年以降で最も高く、上昇幅はバブル絶頂期の1989年以来の高水準で、歴代第3位となった。こうした市場環境のなか、新規株式公開(IPO)社数は前年の91社から5社増加し、96社となった。

そこで、帝国データバンクは、企業概要データベース「COSMOS2」(約147万社収録)などを用いて2023年の国内IPO市場の動向と特徴について集計・分析した。

調査結果

 2023年のIPO社数は前年から微増の96社、リーマン・ショック後2番目の多さも100社に届かず
 市場別、「東証グロース」が7割近くでトップ維持も、割合は減少傾向
 業種別、ソフトウェア関連など「情報サービス」がトップ。AIやDX支援事業目立つ
 設立から上場までの期間、前年より1.3年伸長し17.8年に
 社長平均年齢、前年比0.4歳増の51.6歳。全体より約10歳若い傾向続く
 IPO企業の6割がスタートアップ企業。「インパクトIPO」も複数件みられる
 IPO企業で3年後に売上高が1.5倍以上となる可能性が高い企業割合は全体の約7倍に

関連資料

スタートアップ企業の成長性分析(2023年)~成長性予測モデル「SP」とは~

お問い合わせ

当レポートに関する詳細なデータや同種の調査結果をお求めの場合は以下より個別にお問い合わせください
<お問い合わせはこちら>

<<一覧に戻る

TDBカレッジ知識度チェック

Recommend

講師一覧

クリックすると、このホームページ運営企業がTDB企業サーチで表示されます。
TDB企業コード:986700000
PAGE TOP