最新コラムをお届け メールマガジン登録
お問い合わせ
  • TOP
  • コラム
  • 旅館・ホテル業界の最新景況レポート|TDB Business View

2024.04.26

TDB Business View|旬の話題を掘り下げてお届け

旅館・ホテルの景況感、6割の企業で『良い』
~ 販売単価は高止まりも設備稼働は堅調に推移 ~

はじめに

観光庁は、2023年における日本人の国内宿泊旅行の旅行単価は63,212円/人・回(※1)(速報値)だったと発表した。コロナ禍以前の2019年の55,054円と比較すると14.8%増で8,000円以上の増加となっている。

国内宿泊旅行単価は、新型コロナウイルスの影響が一服した2022年の段階ですでに、2019年の旅行単価を超えていた。その背景には、抑制されていた旅行へのリベンジ消費による需要増加や原材料・エネルギーコストの高騰がある。さらに、価格転嫁の進展や、人材確保にともなう賃金の上昇も、観光地における飲食代やお土産代、宿泊料金などの値上げにそのまま直結し、旅行単価の上昇につながっているとみられる。また、堅調に回復している訪日外国人の存在も、需要が供給を上回る状況を引き起こし、単価上昇が加速する要因となっている。とりわけ、帝国データバンクの「TDB景気動向調査」によると、「旅館・ホテル」の販売単価が上昇したとする割合(※2)は2022年8月以降20カ月連続で60%を超え、2024年3月時点では75.3%と4社に3社は上昇したと捉えていた。

■※1 観光庁「旅行・観光消費動向調査 2023年年間値(速報)」
■※2 TDB景気動向調査において、対前年同月の販売単価について「非常に上昇した」「上昇した」「やや上昇した」のいずれかを回答した企業の割合

調査結果

1 旅館・ホテルの販売単価は高止まり傾向、国内宿泊旅行単価は63,212円/人・回(2023年)
2 「旅館・ホテル」の直近の景況感、6割の企業で『良い』と捉える

お問い合わせ

当レポートに関する詳細なデータや同種の調査結果をお求めの場合は以下より個別にお問い合わせください
<お問い合わせはこちら>

<<一覧に戻る

TDBカレッジ知識度チェック

Recommend

講師一覧

クリックすると、このホームページ運営企業がTDB企業サーチで表示されます。
TDB企業コード:986700000
PAGE TOP