価格転嫁に関する実態調査（2024年2月・7月比較）｜TDB Business View

2024.09.26

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価格転嫁率が拡大した企業、3割にとどまる
～価格転嫁の交渉進むもコスト上昇に追いつかず～

はじめに

帝国データバンクが2024年8月28日に発表※1した最新の価格転嫁率の平均は44.9％と、前回2月に実施した調査から4.3ポイント上昇した。一方で、全く価格転嫁ができないと回答した企業が1割を超えるなど、企業が価格転嫁を進めることは依然として厳しい様子がうかがえた。そこで、2024年2月および7月調査に連続で価格転嫁の割合を回答した企業※2 7,675社を対象に、価格転嫁状況の変化について分析した。

※1 帝国データバンク「価格転嫁に関する実態調査（2024年7月）」（2024年8月28日発表）
※2 2024年2月および7月調査において「10割（すべて転嫁できている）」「8割以上」「5割以上8割未満」「2割以上5割未満」「2割未満」「全く価格転嫁できない」のいずれかをそれぞれ回答した企業

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