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  • 階層別教育研修を考える(新入社員研修編2)

2014.03.10

 第1回では、新入社員研修の真の狙いは、「学生とビジネスパーソンのルールの違いに気づかせる」と紹介をしました。
 そこで第2回目は、具体的に「どのような内容」で、その違いに気づかせていくか、新入社員研修の具体的内容を考えていきたいと思います。

 まずは、現在新入社員研修は大きく2つのタイプが存在しています。

Type1:「社会人としての意識」「コミュニケーション」「マナー」等がセッションごとに分かれて、組み合わせて1つの研修となっている
Type2:ビジネスゲームなど、研修全体を通じて、1つのプログラムを行いながら、研修途中で「社会人としての意識」等の解説を行っていく

 もちろん、上記以外にも「自衛隊体験入隊」「お寺での修業」など様々な新入社員研修がありますが、企業内Off-JTとしての新人研修としては、教育研修業界においても上記2つが主流となっています。
(図)タイプ別の研修プログラム
 図のように、Type1とType2は良し悪しではなく、研修のやり方が違うため、選定の方法も変わります。一般的にType1は、より良い講師を選定することで、研修効果を高めることが出来ます。一方、Type2はプログラムの選定を誤らなければ、どの講師でも一定の研修効果を得ることが出来ます。

 言いかえれば、Type1は、講師次第で120点を取ることが出来るのに対し、Type2は、どの講師でも80点を取ることが出来る、と言えるでしょう。
 いずれのタイプの研修でも、新入社員の意識を「学生という受身の立場から、社会人としてのプロフェッショナルマインドを持たせ、積極性を引き出す」必要があります。

 当然ながら、新人がすぐにビジネスのプロになれる訳はありません。プロとは高い専門性を倫理観に則り、成果が出せる人です。
 ただ、新人であってもプロが持つ意識はすぐにでも持つことが出来ます。

 例えば、
 限界を自分で決めない
 微差は大差なり
 後一歩の努力
 夢を形にする
 まず目の前のことをやる
 継続だけがゴールにたどり着く など
 
 ビジネス社会で生きる上でまず大事な意識を、講義やケーススタディーを通じて身に付けることが出来ます。

 結果として、自己成長に対し責任を持ち、周囲に対して良い影響力が発揮できるビジネスパーソンを目指すことにもつながります。
 これまで実施させていただきました企業からは、新人が目の色を変えて帰ってきた、同じものを中堅社員にも受けさせたいとの有り難いお声も頂戴しております。

 2014年4月の新人研修をお考えであれば、是非帝国データバンクにご相談ください。

 次回からは、階層別教育研修の「中堅社員研修」を考えたいと思います。

株式会社グローネス・コンサルティング
代表取締役 為広雅夫

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