「営業・本物のプレゼンテーション2」
2014.11.11
女子プロゴルフトーナメントの運営を手伝っていた時の出来事です。
トーナメント2日目に大雨が降り選手たちにとってコンディションが悪くなる中、とある選手に「最悪のコンディションで大変ですね」と声をかけた所、「そうですね。せっかく素晴らしいコースコンディションに整えて頂いたコースの方々のご苦労を考えると雨は残念です。それよりもこの大雨の中、観戦して下さるギャラリーの方々の為にも、自分に出来る最善のプレーを心がけますね」と笑顔で答えたのです。
当時この選手のファンではなかったのですがこの一言で大ファンになりました。
最善について
「晴天の中、ベストなコースコンディションで多くのギャラリーに囲まれて優勝する事」
自分に出来る最善は、
「どんな天候、コースコンディションであれ、一人でも応援して下さるファンがいる限りベストなプレーをする事」
プロスポーツはスポンサーがいて初めて成り立ちます。
ビジネスの世界でも同じではないでしょうか?良い商品、技術、サービスがあったとしても契約して下さるお客様がいなければ成果は出ません。
自分(会社)にとっての最善は「契約して欲しい」「売り上げを上げたい」ですが、自分に出来る最善は「相手が望む姿、モノ、価値」を専門家として情報を提供し選んでもらう事です。
最善を尽くす
それとも自分(会社)に出来る最善を尽くしていますか?
逆にお客様の立場になった時、あなたならどちらの営業マンと付き合いたいですか?
このプロゴルファーの様に「自分に出来る最善を尽くす」事が大切なのかもしれません。
キーワードは「与える」から「引き出す」
「どうしても部下に対して命令してしまう。命令に対して相手は快く思っていない。どうしたら相手に快く仕事してもらう事が出来るのか?」
ビジネスシーンではもちろん命令も時には必要なのかもしれません。緊急時や危険が伴う時には命令が必要です。では、こう考えてみてはいかがでしょうか?命令は相手に伝達する手段です。目的は企業として利益を上げる事、すなわち生産性を向上させる事です。
命令された部下は快く思わない = 生産性が落ちる = 利益が下がる(困りますね)
もし出来る事ならば勇気を持って命令を手放してみてはいかがですか?
「命令」(与える)を手放し「質問」(引き出す)に変えてみる事が出来れば生産性が上がるかもしれませんね。
キーワードは「与える」から「引き出す」です。
詳しくは、セミナーにて体感いただければと思います。
株式会社オーシャンズ
代表取締役 三井 裕