【ウェビナーレポート】kintoneで顧客情報の価値を高めるデータの活用法
2021.07.21
■担当講師
営業企画部 東日本営業企画課 黒澤 学
顧客管理システムの課題
そして、システムの利便性を高めるためにどういった改善要望があるかという問いに、「情報鮮度の向上」が61.6%と最も多く、「既存顧客データ整備・名寄せ」が44.5%、と続いていることから、信用度や変動、変化といった情報があると効果的で、鮮度向上やデータ整備などに課題感を持っている企業が多いことが読み取れます。
※3,000人の声からみるwithコロナ時代の顧客管理実態
図1. kintoneと外部サービス連携イメージ
kintoneと連携できる帝国データバンクの企業データ
また、具体的な活用例として、kintoneに評点を蓄積し、個別企業の評点履歴を見られるようにすることで、評点を用いたモニタリングができ、信用の変化をキャッチできることを視覚的に解説しました。このようにして、外部データであるCOSMOS2とkintoneが連携する具体的なイメージを掴んでいただき、「kintone」におけるCOSMOS2の取得方法を紹介しました。
kintoneでの企業データベース情報の取得
「kintoneを利用しているが、顧客マスタが整備されていない」
「kintoneで顧客情報の更新をオンラインリアルタイムで実現したい」
「kintoneの各アプリにて、TDBの企業概要データを有効活用したい」
そこで、このような不便を解消するため、弊社では2020年8月にkintone連携プラグインをリリースし、お客さま側での開発は不要で「kintone」からCOSMOS2を取得できる仕組みの提供を開始しました。
kintone連携プラグインは、帝国データバンクとAPIに関する契約を締結することで発行されるID・パスワードなど各種設定情報を、利用したいアプリに設定することで、企業検索~取得までを簡単に実現できるサービスです。
kintone連携プラグインでのデータベース管理
kintone連携プラグインの利用イメージ
複数のアプリにプラグインをセットし、プラグイン毎に取得する項目を別々に設定できますので、さまざまな用途を考えることができます。
プラグインを活用したソリューションの紹介
会計ソフトのプラグインと連携すれば、当該企業に対する未収金が発生した時点で企業情報を最新化し、状況を確認することもできます。
名刺管理ソフトのプラグインと連携すれば、企業情報と名刺情報を連携させた管理を実現できます。
このように、プラグイン単体では、単に企業情報が取得できるだけですが、他のプラグイン等と組み合わせることで、利用シーンは無数に広がります。
ウェビナーでは、デモンストレーションとして「企業の検索」「COSMOS2の取得」「取得後の画面イメージ」を行い、kintoneを活用した顧客データの活用のヒントをお伝えしました。
まとめ
本ウェビナーのポイントをまとめると以下です。
・「COSMOSNET API」でkintoneプラグインとの連携が可能
・「プラグイン」で連携できるのは、企業特定検索と企業概要データ取得
・「プラグイン」は、簡単な設定のみで各アプリに実装が可能
・kintoneで実現するソリューションに、整備された企業情報を付加
kintoneとデータ連携し、整備された企業情報を付加することで、顧客情報の価値を高めたいとお考えの方は、APIを用いたデータ連携を検討してみてはいかがでしょうか。
「COSMOSNET APIサービス」はシステム連携により、お客さまのシステムから直接、全国全業種の企業情報が収録された帝国データバンクのデータベースを検索して、必要な情報をリアルタイムで取得し、システムを常に最新の情報に保つことができます。
自社システムとの連携やシステムリプレイスに際してのマスタ整備など顧客情報管理でお困りのことがあれば、お気軽に弊社までご相談ください。
※kintone はサイボウズ株式会社の登録商標です
※kintone連携プラグインは弊社の「COSMOSNET APIサービス」の一部です。