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2023.11.02

TDB特別企画レポート|旬の話題を掘り下げてお届け

タクシーの1割超 10年で人手「半減」
半数が「赤字」 賃上げコストの負担重く

はじめに

タクシー・ハイヤー業界では不足するドライバーの確保に向け、賃上げによる待遇向上の必要性が指摘されている。ただ、2022年度の業績動向では足元の需要回復や単価上昇を受けてもなお半数が「赤字」で、コロナ禍で大きな打撃を被ったタクシー会社では賃上げ原資の確保が容易ではない現状もみられる。LPガスなど燃油価格の高騰も収益を圧迫しており、賃上げ可能な収益力を確保できる企業が限られることも中小タクシー会社でドライバー不足の解消が進まない要因の一つとなっている。

一方で、配車アプリの活用で「流し」営業や歩合制を廃止し、安定した収入環境をPRすることでドライバーの維持・確保につなげるタクシー会社もある。時給制の採用や、企業内保育所の設置などでスポット的に働ける環境を整備し、女性ドライバーの応募を獲得するケースもあり、人手確保に向け、勤務体系や福利厚生等の待遇面での柔軟な対応も今後必要となってくる。

※全国のタクシー・ハイヤー業を対象に調査・分析を行った。なお、従業員(人手)にはドライバー以外の職種も含まれるケースがある

調査結果

 賃上げ可能な「収益力」確保が難しいケースも 勤務体系などの待遇改善も重要

 タクシー会社の1割超 10年で人手「半減」 1社平均の従業員数は10年前から2割減

 地方で目立つ従業員減少 「半減」割合、都道府県別では「茨城県」の29.2%が最高

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