全国「主要路線バス」運行状況調査(2023年)|TDB特別企画レポート
2023.11.22
路線バス 8割で今年「減便・廃止」
2024年問題への対応、運転手不足でダイヤ維持困難
はじめに
足元では、4市町村で路線を運行していた金剛バス(大阪)が運転手不足を理由にバス事業から全面撤退するなど、都市部でも減便を余儀なくされるケースが増えている。既に8割の路線バス会社が路線を2023年中に減便・廃止するほか、24年以降に路線縮小を検討するバス会社もみられる。「2024年問題」解決の要となる、運転手不足の短期的な解決が難しいなか、利用者の多い市街地路線でも一層のダイヤ縮小や路線の統合などによる「減便・廃止」が進む可能性が高い。
■路線バスの「減便・廃止」は、路線数が2022年度末時点で30本以上有する民営バス事業者127社が対象。 高速バス路線のみの事業者は除いた。減便・廃止の判断は、各社のダイヤ改正情報などに基づく。路線 等の情報は、2022年度末時点の国土数値情報(国土交通省)を参考とした
■各社の従業員数(人手)は帝国データバンクが保有する企業情報から、乗合バス運行事業者を対象に調査を行った。なお、この中には一般路線バスのほか、都市間高速バス運行会社も含まれる
調査結果
2 「人手不足」深刻 コロナ前から人手「減少」が約半数を占める
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