国内主要106行の預金・貸出金等実態調査|TDB特別企画レポート
2023.12.26
設備投資の需要増で貸出金は19兆円増
地域別では「中国」が預金・貸出金ともに増加率トップ
はじめに
帝国データバンクは、国内主要106行(大手銀行7行、地方銀行62行、第二地方銀行37行)の2023年9月末および2022年9月末の預金、貸出金の残高および2023年9月中間期(2023年4月~2023年9月)、2022年9月中間期(2022年4月~2022年9月)の預金利息(支出)、貸出金利息(収入)の推移について調査・分析した。
■大手銀行7行=三菱UFJ、みずほ、三井住友、りそな、埼玉りそな、SBI新生、あおぞら
■各数値は各行の決算短信等(単体ベース)に記載されている数値(単位:百万円)および一部ヒアリング数値を採用
■預金利息、貸出金利息および利ざやは、地方銀行の青森銀行、みちのく銀行が非開示のため60行分で計算
■前回調査は2021年12月
調査結果
2 2023年9月末の国内主要106行の貸出金は641兆8236億8400万円となり、2022年9月末(622兆8036億5500万円)と比べ、19兆200億2900万円増加(前年同期比3.1%増)した。大手銀行(同2.5%増)、地方銀行(同3.9%増)、第二地方銀行(同2.7%増)の3業態すべてで増加
3 2023年9月中間期の国内主要104行の収支<貸出金利息(収入)-預金利息(支出)=本業利ざや>は3兆5502億3800万円となり、2022年9月中間期(3兆462億円)と比べ、5040億3800万円(16.5%増)の増加
4 地方銀行、第二地方銀行の計99行について、本店所在地(都道府県別)の地域別(9地域)にみると、8地域で預金・貸出金ともに増加。預金の増加率トップは「中国」(3.4%増)、貸出金の増加率トップも「中国」(4.9%増)
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