上場「スーツ・紳士服7社」動向調査|TDB Business View
2024.03.11
「オーダースーツ」好調、紳士服に復活兆し
~ 上場紳士服7社の売上高、4%増の3600億円 ~
はじめに
コロナ前に比べるとスーツ需要は回復途上にある半面、冠婚葬祭向け礼服需要の回復やオーダースーツ人気の高まり、「ビジカジ」ウェアの販売拡大が各社の業績アップを後押しした。業界首位で「洋服の青山」を展開する青山商事は、自社のオーダースーツブランド「Quality Order SHITATE」を全店舗に導入した。一方、「AOKI」「ORIHICA」を運営するAOKIホールディングスは、高価格帯「金のスーツ」が好調なほか、「パジャマスーツ」や女性向けウェアの商品提案力を強化した。
足元では「2024年度の新入学・入社式向けが好調」と聞かれるほか、パターンオーダーを含め「オーダースーツが想定以上に売れている」との声も聞かれる。既存のビジネススーツ以外における商品力の強化が実を結ぶ形で、コロナ禍の苦境から「復活」の兆しが見えている。
調査結果
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