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  • コンプライアンス違反企業の倒産動向調査(2023年度)|TDB Business View

2024.04.22

TDB Business View|旬の話題を掘り下げてお届け

コンプラ違反倒産、初の350件超
~ 「粉飾」増加、「不正受給」も急増 ~

はじめに

2023年度は、中古車販売のビッグモーターやダイハツ工業の不正問題、世紀の大粉飾と言われ金融機関を震撼させた堀正工業の破産事件など、企業のコンプライアンス違反が注目を集める年となった。

帝国データバンクでは、売り上げの架空計上や融通手形などの「粉飾」をはじめ、法律違反に伴い行政処分を受けるなどの「業法違反」、所得・資産の隠蔽などの「脱税」のほか、コンプライアンス違反が取材により判明した企業の倒産を「コンプライアンス違反倒産(以下、コンプラ違反倒産)」と定義。2023年度(2023年4月~2024年3月)の同倒産(法的整理のみ、負債1000万円以上)について分析した。同様の調査は今回で20回目、前回は2024年1月11日に実施。


■「コンプライアンス違反」は、意図的な法令違反や社会規範・倫理に反する行為などを指す
■同一企業に複数のコンプライアンス違反がある場合は、主な違反行為で分類

調査結果

1 2023年度のコンプラ違反倒産、350件超 前年度から16.6%増 業種別では「サービス業」が最多
2 「粉飾」が増加、雇用調整助成金などの「不正受給」は2.5倍に急増

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