旅館・ホテル業界の最新景況レポート|TDB Business View
2024.04.26
旅館・ホテルの景況感、6割の企業で『良い』
~ 販売単価は高止まりも設備稼働は堅調に推移 ~
はじめに
国内宿泊旅行単価は、新型コロナウイルスの影響が一服した2022年の段階ですでに、2019年の旅行単価を超えていた。その背景には、抑制されていた旅行へのリベンジ消費による需要増加や原材料・エネルギーコストの高騰がある。さらに、価格転嫁の進展や、人材確保にともなう賃金の上昇も、観光地における飲食代やお土産代、宿泊料金などの値上げにそのまま直結し、旅行単価の上昇につながっているとみられる。また、堅調に回復している訪日外国人の存在も、需要が供給を上回る状況を引き起こし、単価上昇が加速する要因となっている。とりわけ、帝国データバンクの「TDB景気動向調査」によると、「旅館・ホテル」の販売単価が上昇したとする割合(※2)は2022年8月以降20カ月連続で60%を超え、2024年3月時点では75.3%と4社に3社は上昇したと捉えていた。
■※1 観光庁「旅行・観光消費動向調査 2023年年間値(速報)」
■※2 TDB景気動向調査において、対前年同月の販売単価について「非常に上昇した」「上昇した」「やや上昇した」のいずれかを回答した企業の割合
調査結果
2 「旅館・ホテル」の直近の景況感、6割の企業で『良い』と捉える
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