貴金属・宝飾品業界の最新景況レポート｜TDB Business View

2024.06.07

TDB Business View｜旬の話題を掘り下げてお届け

貴金属・宝飾品業界の売上高はコロナ禍前より20％増加
～貴金属・宝飾品DIはインバウンド需要などで過去最高を更新も、全産業には届かず～

はじめに

2024年5月21日、金（ゴールド）の国内小売価格が1万3,477円/g となり過去最高値を更新（6月6日時点）した。またダイヤモンドやプラチナ、シルバーなどの価格も高騰。それにともない宝飾品価格が上昇している。こうした中、百貨店での「美術・宝飾・貴金属」の売上高は、2023年度は5,143億6,143万円となり、コロナ禍前の2019年度（3,760億7,778万円）に比べ36.8％増と大幅に改善。2024年度に入ってからも好調を維持している。

そこで帝国データバンクでは、コロナ禍前後の貴金属・宝飾品業界を取り巻く環境や景気DI の動きを分析した。

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